新卒・中途採用の調査

人材不足が嘆かれる世の中になっています。どこの企業も優秀な人材は喉から手が出るほど欲しいのではないでしょうか。

優れた経歴を持つ人物が採用面接に来たのなら諸手を挙げて歓迎したくなるでしょう。しかし、そんな人物が実は経歴や能力を詐称して入社しようと考えているケースも時にはあります。仮にそのような不埒な人物であったとしても、会社は一度入社した社員を無理やり解雇させるのは法律が壁となり非常に難しいのです。

そのため採用前に対象者が怪しい人物ではないという身辺調査を行なう必然性が高まります。

そこで今回は新卒・中途採用予定者の身辺調査について解説していきます。調査をお考えの方はこの記事を読んでお役立てください。

採用予定者の調査項目

採用予定者の経歴を調査してみると、履歴書と実態には乖離が見られる場合があります。

面接時に申告していた業務の知識がない、能力も低いといった問題が浮上したり、素行不良による人間性が問題の場合もあります。

採用予定者の経歴詐称例
  1. 能力不足:面接時に申告していた知識や能力水準を明らかに満たしていない。必要資格を持っていない。
  2. 学歴・職歴:申告していた学校を卒業していなかったり、会社に勤めていなかった。
  3. 逮捕・訴訟・破産:事件を起こし逮捕されていたり、訴訟された過去がある。または自己破産をしている。
  4. 反社会勢力:半グレ、詐欺集団、非合法団体や反社会勢力と深い関わりがあった。
  5. 評判:前職の勤務態度が非常に悪く、トラブルメーカーだった。
  6. DV癖:職場や家庭内で暴力をふるい警察を呼ばれていた。
  7. 浪費癖:給料以上の浪費をして、消費者金融からお金を借りており首が回っていない。
  8. 依存症:お酒やギャンブルにのめりこんでおり日常から問題行動を起こしている。
  9. 交際関係:未成年と付き合っていたり、複数の異性と愛人関係にある。あるいは結婚詐欺に近い行為をしている。

問題社員を採用しまうと解雇は可能なのか

一度雇用された社員は労働基準法などの様々な法律に守られています。

たとえ問題社員が経歴を詐称していたとしても、解雇させるには多くの段階を経る必要があります。

懲戒解雇は最も重い処分のため認められるためには、詐称内容が採用の評価・判断を誤らせる重大なものでなければなりません。

仮に無理やり解雇を強行してしまうと、問題社員から不当解雇だと訴えられる可能性があります。

こういった背景もあり採用する前に身辺調査依頼をする会社が増えてきています。

問題社員を一度でも採用してしまった会社は採用調査の依頼に積極的になります。

簡単には解雇できないこと以外にも、採用時の面接や履歴書だけでは嘘を見抜くことが難しいことに気づくからです。

人事採用担当者の経験だけでは対応できない悩みは多くあると思われます。当社ではこのような悩みに豊富な経験と技術を用いた効果的な調査でお応えいたします。

調査方法

採用予定者の調査方法として大まかに二つの方法があります。

それはリファレンスチェックとバックグラウンドチェック(身元調査)です。

リファレンスチェック

リファレンスチェックとは採用予定者の人間性や業務実績などを前職の上司・同僚・部下や時には取引先などにヒアリングする手法です。

欧米の外資系企業ではミスマッチを防ぐため、採用の際に採用予定者との相性を確認するこの調査が一般的に行なわれています。

なぜならリファレンスチェックは採用予定者のマイナスな情報だけではなく、プラスの情報も収集するからです。

近年は日本の企業にもリファレンスチェックは浸透しつつあります。

この調査で重要なのは、採用候補者本人の同意を得る必要があることです。

同意なしで行うと場合によっては個人情報保護の観点からトラブルの原因になります。無用なトラブルを起こさないようにノウハウのある探偵会社に依頼することをおすすめします。

ノウハウのある探偵会社の調査員がリファレンスチェックを行なえば、第三者との信頼関係を築き本音を引き出すことができます。表面的な受け答えだけでなく、採用予定者の本質と人間性を知ることが可能です。

バックグラウンドチェック(身元調査)

バックグラウンドチェックは、採用予定者の経歴や身辺調査を広範囲に渡って行なうことです。

リファレンスチェックとは異なり、依頼企業がミスマッチを防ぐことよりもリスクを回避することを目的としているため、主に採用予定者のネガティブな情報を秘密裏に収集します。

ただし企業自体が採用予定者に許可なくバックグラウンドチェックすると違法になる可能性があるので注意が必要です。

探偵会社であれば探偵業法により、犯罪や差別のための利用禁止や秘密保持に注意すれば調査することが認められています。

バックグラウンドチェックの調査方法

  1. 素行調査・聞き込み:申告している居住地の確認。必要であれば張り込み、聞き込み、尾行を行って普段の素行を調査。採用予定者の交友関係や副業の有無などの確認。
  2. メディアチェック・SNSチェック:テレビ、雑誌、新聞などのメディアチェックや、SNS・卒業名簿の調査、探偵会社独自のビックデータの活用。
  3. 電調:電話による取材・聞き込みを行う。遠方へ行く必要がなく情報入手が可能。
  4. 学歴・職歴の確認:履歴書や職務経歴書のチェック。採用予定者本人から卒業証明書(学校)や在籍・退職証明書(会社)を提出してもらう。もしくは委任状を取り、採用担当者か探偵が代理で取得。
  5. 前科・前歴(逮捕歴)の確認:前科・前歴などの犯罪歴をチェック。過去の事件などを実名検索できる有料媒体を利用したメディアチェックや、探偵会社独自で構築しているビックデータで検索。
    (探偵は警察のデータベース照会することは出来ない。毎日起こる事件を新聞やニュースで実名報道されたその情報をデータベース化して活用)
  6. 訴訟歴の確認:過去に訴訟されていないか確認。犯罪歴と同様にメディアチェックや、探偵会社独自のビックデータを活用。
    (日本全国全ての裁判記録を網羅できないが、有名な事件や大都市の事件は過去十数年に遡って照会が可能なデータベースを構築)
  7. 反社チェック:反社会的勢力との繋がりチェック。警察署・暴力団追放推進センターでの照会や、各種ビックデータからの情報収集。一見して見た目だけでは分からない対象の場合、素行調査を行なう。(身なりや言動はごく普通のビジネスマンだが裏では詐欺師、暴力団ではない反社会的集団「半グレ」の一員など)
  8. 破産歴の確認:過去に債務の返済ができなくなり自己破産していないかをチェック。官報に掲載された破産記録や各種データベース検索。

行ってはいけない調査

探偵会社が特定の人物の身辺調査を行なうことは違法ではありません。しかし下記項目の調査は禁止されています。差別や偏見とみなされるような調査は認められていませんので、当社ではお引き受けすることはできません。

  • 人種に関しての項目
  • 出生、出身などに関する項目
  • 宗教など信仰に関する項目
  • 性的マイノリティ(LGBT)に関する項目
  • その他、差別や偏見、本人の不利益となる項目

当社の解決事例をご紹介

当社では数多くの新卒・中途採用の身辺調査の依頼をいただき解決に導いてきました。

今回は一つ事例を紹介いたします。

※守秘義務に反しないよう、内容の一部に改変を加えております。

解決事例

依頼者 人材紹介会社(ヘッドハンティング会社)
対象者 優秀な人材と目されるAさん
問題 プライベートの素行問題が悪いという噂
調査料金 バックグラウンドチェック6万円( 経費別)+素行調査7.8万円=合計13.8万円(税込15.18万円)
調査期間 3日
調査内容 バックグラウンドチェックと素行調査を実施
調査結果 噂はデマでありAさんの素行は問題なかった

調査に至った経緯

クライアント企業から幹部候補の人物を見つけるよう依頼を受けた人材紹介会社は、ヘッドハンティングの候補としてクライアントが求める能力を備えているAさんを発見した。

しかし優秀なAさんはプライベートの素行面で問題を抱えているという噂があった。そこで採用の判断材料とするためにAさんの雇用前身辺調査を当社に依頼した。

調査開始

学歴・職歴、その他の実績や能力面では何も問題なかったので、バックグラウンドチェック(前歴、訴訟歴、破産歴、反社チェック)を行なう。

さらに素行調査も実施した。

調査後、解決

調査の結果、ネガティブな情報は見当たらなかった。

Aさんの噂は単なるデマであることが判明、ヘッドハンティング会社は調査報告書をエビデンスとしてクライアント企業にAさんを紹介した。

依頼の流れ・料金

ご依頼いただく際の流れ・料金についてご紹介いたします。

ご依頼の流れ

①ご相談 電話・LINE・メールなどでご相談内容をお聞かせください。(無料)
②見積・提案 ご相談内容にあわせたお見積りを行い、最適な調査プランをご提案いたします。(無料)
③ご契約 ご納得していただけましたら契約です。重要事項のご説明をいたします。(料金発生)
④調査 裏どり調査や行動調査など、ご相談内容に応じた適切な調査を行います。
⑤結果報告 調査報告書をお渡しして、過去の実例を踏まえた建設的なアドバイスを行います。(調査終了)

アフターフォロー:
調査で収集した証拠、情報を有効に活用する方法をお答えいたします。
また、必要に応じて各種専門家をご紹介して、問題解決に向けてサポートいたします。

料金

ご相談いただく内容によって調査方法も変わります。

内容ごとに最適な調査プランのご提案を行います。下記に料金の一例をご紹介いたします。

調査金額(税込) 調査内容
新卒採用調査 5万5千円~
  • 学歴の調査
  • 各種メディアチェック・SNS調査
中途採用調査A 11万円~
  • 学歴・職歴の調査
  • 各種メディアチェック・SNS調査
  • バックグラウンド調査
    (反社チェック・前歴・訴訟歴・破産歴)
中途採用調査B 22万円~
  • 学歴・職歴の調査
  • 各種メディアチェック・SNS調査
  • バックグラウンド調査
    (反社チェック・前歴・訴訟歴・破産歴)
  • リファレンスチェック及び現地確認

※場合により素行調査・身辺調査など項目追加有の場合、別途見積り

調査期間

  • ご依頼いただいてから7営業日以内。
  • 最短で即日対応も可能。

複数人調査

  • 複数人をまとめてご依頼いただくと割引が適用されます。
  • 年間契約していただくことも可能で、人数により契約内容が変わります。

詳しい内容は当社にお尋ねください。

対応地域

日本全国対応 海外での調査も対応。

(交通費が別途発生いたします)

トリプルエーが選ばれる理由

普段から日常的に探偵に調査依頼をすることは中々ないと思われます。
馴染みがないと、何を基準に探偵会社を選べばいいのか分からない方も多いでしょう。
探偵会社により得意な調査分野や特徴があります。

当社が多くのお客様に支持される「8つの特徴」をご紹介いたします。

新卒・中卒採用者の身辺調査でお困りのあなたに

優秀な人材だと思って採用した人物が実は見込み違いのミスマッチだったと、頭を抱える人事担当の方も多いでしょう。面接や履歴書だけではその人物の本質を見抜くことはできない場合があります。

人材の採用面接は短い期間ですが、雇用すると付き合いは長く続きます。採用予定者を採用するか否かを決めるのはあくまでご依頼いただいた企業様の判断になりますが、当社にご依頼いただいた案件は、判断材料を増やし良い決断ができるよう全力で調査いたします。

当社は創立から25年以上の実績があり、数多くのリファレンスチェックやバックグラウンドチェックをこなしてきたからこそ得られた経験があります。採用後のミスマッチをなくすためにも、新卒・中卒採用者の身辺調査についてお考えの方は是非ご連絡ください。

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